はじめまして。管理人のぱぱちぇと申します。
このページは、昇格試験を受ける人の参考になるように、私の経験や知識をもとに、昇格試験の正しい準備方法や気をつけるべきポイントなどをまとめています。
私自身、中途入社後8年目はじめて(主任)昇格試験を受けました。そして、昇格により仕事の責任が増し、充実した日々を送っています。
その後、入社12年目にして(係長)昇格試験を経験し、昇格試験の厳しさを実感しました。
会社において昇格は責任が増しプレッシャーがかかるかも知れませんが、そこには新しい世界が広がっています。
このページを通して、昇格試験に立ち向かうサラリーマンの方たちの参考になれば幸いです。
- 昇格試験をうけるにあたり知っておくべきこと
- 昇格試験を受けることのメリット
- 昇格試験を受けないことのデメリット
- 昇格試験を受けるための準備
- 昇格試験の準備は定時後または休日に行うのが基本
- 昇格試験を受けるまでのスケジュールを決めておく
- 昇格試験合格経験者の良心を利用する
- まとめ
昇格試験をうけるにあたり知っておくべきこと
まずはじめに知っておいてほしいことは、昇格試験(主任)を受けるいうことは、少なからずあなたの人生を変えます。
それは、良くも悪くも今の現状には戻れないということです。
一担当、つまり入社してから平社員で居続けることは、団塊ジュニアが多く占める会社ではそれほど珍しくありません。
現状の平社員でいることは、自分で決断する裁量が無く、仕事へのやりがい(モチベーション)が保てなくなる可能性があります。
昇格することのメリットをきちんと理解した上で、自分がどうして昇格したいのか、あらためて考えてみましょう。
昇格試験を受けることのメリット
- 仕事の責任が増し、やりがいが増す。
- 社内・社外で一緒に仕事する人の立ち位置が上の人になるので、吸収できることが増える。
- 後輩・部下に仕事を振ることで限られた時間内で大きな成果を生むことが出来る。
- 会社に認められたと実感でき、やる気が出る。
- 新たな気持ちで仕事に取り組むことが出来る。
- 決断力、行動力がつく。
昇格試験を受けるということは、昇格することで見える未来もありますし、仕事の責任・やりがいが増し、自分の可能性を見つけることができます。
昇格試験は早いと感じる人もいるでしょうが、上司から推薦を受けたなら、自分の仕事ぶりが認められたと思い、直ちに昇格試験を受けた方がいいです。
昇格は早ければ早いほど吸収できるものも多いですし、より早く、成長することができます。
サラリーマンは限られた時間の中で成果を上げなければならないので、どこに時間をかけるかということは大切なことです。
昇格が驚くほど早い人もいますが、そのような人のことを気にせず、昇格試験のチャンスをものにする準備が必要です。
昇格試験を受けるということは、今まで仕事での頑張りを上司が認め、会社に推薦するということです。
あなたの周りを見渡すと、試験を受けるチャンスさえ与えられなかった人もいるはずです。
あなたはチャンスを得ました。
あなたが昇格試験に合格すれば、新たな気持ちで目の前の仕事に取り組み、前向きな行動が周囲に好影響を及ぼすでしょう。
たとえ何かが不足していて不合格となったとしても、上司が認めている事実は変わりません。
あなたが認められたことはあなたの自尊心を高め、決断力、行動力がつき、仕事への自信につながります。
仕事で自分のやりたいことや目的を達成するために、昇格試験を受けることで得られるメリットは大きいと思います。
昇格試験を受けないことのデメリット
- やる気がない人材だと思われる。
- 会社にとって不必要な人間だと思われる。
- 転職を考えているのかと思われる。
いかなる理由があろうと昇格試験を受けないことはデメリットしかないです。
たまに責任が増えるから受けたくないという人がいますが、立ち位置が人を作るので昇格すれば、責任も何もかも何とかなるものです。
ただし、昇格試験に落ちたときは社内で噂になり、居心地が悪くなります。
しかし、人のうわさなんてどうってことないです。
昇格試験を受ける権利を得たことを羨ましく思う人もいます。
昇格試験を受けるための準備
主任昇格試験となると、はじめての昇格試験になる人がほとんどだと思います。
学生時代に行ってきた就職試験とは異なり、指定された範囲から筆記試験が行われ、筆記試験を合格すると自身の業務内容に沿って面接試験が行われます。
【一般的な昇格試験までの流れ】
- 上司から会社へ昇格推薦
- 人事部より試験日の案内
- 筆記試験の出題範囲の案内
- 筆記試験
- 面接試験準備
- 面接試験
- 昇格結果(承認・不承認)案内
上記は、昇格試験を受け結果が出るまでの一連の流れになります。会社の状況により多少の違いはあります。
昇格試験の準備は定時後または休日に行うのが基本
昇格試験の準備は定時後と休日に行うのが基本です。
定時後や休日を使って、筆記試験の勉強や、面接試験へ向けて過去2年程度の仕事の実績をまとめることを行っていきます。
また、過去に昇格試験を受けた人たちから、面接ではどのような質問を受けたかの情報収集も欠かせません。
主任試験なら、仕事でどのような成果を上げたか。その成果をどのように自部署に反映させたか。
係長試験なら、部下や後輩をどのように教育したか。グループ内の目標をどのように意識して業務を遂行したか。
昇格試験を受けるにあたっての迷いを無くすために、まずは経験者から情報を得るということも大切です。
昇格試験を受けるまでのスケジュールを決めておく
昇格試験を受けるとなると、ある程度の時間が必要になります。
筆記試験は会社によって、難易度は異なるので、自分の会社の難易度に沿って勉強が必要です。
試験範囲が決められている場合は、余裕をもって1ヶ月前から定時後および休日にコツコツと勉強し、確実に合格点に達しましょう。
面接試験は、筆記試験前から準備が必要ですが、筆記試験を疎かにして準備するわけにもいかないので、筆記試験が終わってから本腰を入れて準備しましょう。
筆記試験から面接試験まで2週間~1ヶ月程度の期間があると思います。
筆記試験が終わった日から、直近2年程度の仕事の実績をまとめ、例えば、A3 1枚の紙にまとめてみましょう。
あくまで事実に基づいて、まとめることが大切です。
昇格試験を受ける権利を得た者として、普段の業務を滞りなく遂行させながら、計画的に行動していきましょう。
昇格試験合格経験者の良心を利用する
昇格試験の基本は、筆記試験に合格し、面接試験で滞りなく回答出来ることが必要です。
面接試験でうまく立ち振る舞うためには、昇格試験合格経験者の情報(経験)や試験官の質問などの情報を集めることからスタートします。
まずは昇格試験合格の経験者である上司から情報を得て、他部署の経験者からも情報を得ましょう。
昇格試験を受ける人は、それなりに社内の人脈があるはずだから、他部署の人も必ず力になってくれるはずです。
それら集めた情報を基に、時間をかけて面接の練習を行いましょう。
ここで重要なのは、他部署の人の協力を得ることです。
自分の上司との面接練習だと、どうしても、普段の業務で共通認識していることを知っていることとしてスルーしてしまいます。
ここが盲点です。
他部署の人だと、上司とは共通認識していることを、「何で」「何が」「どうやって」と質問してきます。
ですから、自分の仕事の実績について、質問されどころがより明確になります。
面接対策を無料でサポートしてくれる他部署の昇格試験合格の経験者を、是非巻き込んでください。
面接試験において、最も重要になるのが「情報」と「協力者」です。
それでも面接試験でどうしたらいいのかわからないという人は、自分はどうするべきなのかを上司に相談することから始めてみましょう。
まとめ
昇格試験に挑むことは、自分の仕事を見つめなおし、自分の状況と向き合える良い機会となります。
例え不合格になっても、上司が推薦という形で自分を認めたという事実は変わらないので、自信を持って仕事に取り組むことができます。
昇格試験の案内が来たら、万全の準備をして、是非トライしましょう。