お盆休み
子どもを連れて実家に帰り、迷子にならずお家にたどり着けるように迎え火を焚きました。
おばあちゃんも迷わずにおじいちゃんの手と手を取り合って帰ってきてほしい。
写真は、迎え火と親父と娘たち
子どもたちにとっては、会ったことのないひい爺ちゃん
中学1年の娘が生まれる2ヶ月前に亡くなってしまったじいちゃん。
ばあちゃんが亡くなって後を追うように亡くなったじいちゃん。
競艇が大好きで、子供の頃よく連れてってもらったこと。
野球の試合をこっそり見に来てくれたこと。
相撲の大会も見に来てくれたこと。
おばあちゃんとケンカして、じいちゃんは怒ったけど引っ込みがつかないので、無理矢理仲直りの握手させたら、しょうがねえなーって顔して安堵したことあったね。
今でもよく覚えているし、たまに思い出して一人で泣いているよ。
仕事がうまくいかないとき、人間関係がうまくいかないとき。
時が過ぎ、仕事がうまくいったとき、人間関係が好転したとき、
じいちゃんが見守ってくれたからだと勝手に思ってます。
そう思わしてくれるじいちゃん。僕の心の中では今も生きています。
ありがとう、じいちゃん。
じいちゃんに伝え忘れたことがあるよ。
愛飲していたたばこ「しんせい」は2018年12月に販売終了になりました。
僕はたばこを吸わないけど、じいちゃんにべったりだったから、
たばこ吸ったことある?と聞かれると、受動的喫煙歴45年と答えてます。
ハッキリ言ってネタです。
あと謝らなければならないことが…
じいちゃんが亡くなる3日くらい前だったかな…もう寝たきりで、当然、病室は禁煙で、たばこを吸ってはいけない身体だったじいちゃんが、たばこ1本吸わしてくれと僕に頼んで来たよね。
僕、これ書きながら涙が溢れてきた。
あの時、たばことライター差し出さず、ごめんなさい。
僕は「たばこなんか吸っちゃだめだよ」と規則や常識にとらわれた真面目な回答をしたよね。
あの時、じいちゃんは妙に諦めが早かったけど、最後に一本吸いたかったんだよね。
本当にごめんなさい。
もしも時間を戻せるなら、たばことライターを差し出したい。
ライターの火を差し出さなかったけど、この火を目指して帰ってきてほしい。
心霊現象って感じたことないけど、もしそれがあるなら、じいちゃんに会いたい。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。