「普段の仕事の振る舞いを見させてもらいます。」
昇格試験の面接で、人事部の部長が面接試験の最初に言った言葉です。
僕の仕事の成果は、これからの30分で判断されてしまうのか…
僕の戸惑いはここから始まりました。
生産ラインを遅滞なく立上げたこと
不良が発生したときは徹夜で対応して不良を撲滅したこと
ある不良の発生メカニズムを解明したこと
etc
これらのことは確実に考慮されないんだろう。
何なら、現場の人たちに僕の立ち振る舞いを聞いて来てほしいと思いました。
そんなことを思いながら面接がスタート。
面接官は技術系、保全系、人事部長の3人
「あなたが2019年4月に生産開始したラインは、2018年の業務実施目標の何を基に活動しましたか?」
人事部長のこの質問で頭が真っ白になりました。
業務実施目標なんて考えて仕事してないんですけど…。
それ考えるのは管理職じゃない?
後輩の育成は、教え過ぎと思えるくらい根掘り葉掘り教えています。
担当ラインを期日までに立ち上げること、ラインの可動率を上げること、不良率を下げること。これらさえ押さえておけば、評価されると思っていました。
しかし、頭が真っ白で、アドリブも利かない…。
ここで、この昇格試験の面接は、落ちた・・・と感じました。
発表はまだだけど、悪い予感は当たるものなので、落ちてる・・・。
なんか人格を否定された気分で仕事のやる気が出ない。
今、2022年に立ち上げるラインの工程設計を頑張って取り組んでますが、どうせ頑張っても面接官(特に人事部長)は見てないんだろうな~という決してポジティブでない感情が湧いてきて、自己嫌悪に…
製造現場の不具合に対応しても、どうせ面接官は…見てない…
あまり良くない感情が心を支配していく…。
昇格試験面接からもうすぐ1ヶ月
ようやく立ち直りつつあります。
もう少し正確に言うと、気持ちのコントロールができたということ。
どうやってコントロールしたかというと、漫画とかドラマで逆転劇ってありますよね。
例えるなら、1989年の近鉄バッファローズのパ・リーグ優勝みたいな。
詳細は↓
https://www.youtube.com/watch?v=AUsfSJ_erYc
で、今、自分は大逆転ドラマの大逆転の手前にいるわけ。
これから始まる逆転ドラマの主役を演じることができるなんて、カッコいいじゃん!
そう考えたら、まあ悪くないなと思いました。
というわけで、強がりだけど立ち直りつつあります。
来年また昇格試験受けて、
ダメだったら…生き方、会社での立ち位置を考え直さないと。
とりあえず、今は考えないようにしよう。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。